こぼす意味
近年流行しているネオ町中華の店。
何回か訪れたことがある。
本格的な中華料理を手軽に楽しめて
値段も割と安めなことが多い。
その中で一つ気になるメニューがあった。
『こぼれ麻婆』↓
これぐらい表面張力ギリギリで耐えた盛り付けで
下の皿は保険、くらいならまだ良いけれど、
これってどうなん?
下のお皿に落ちてしまった具材たちは食べるべきなのか?
お皿を伝う汁がなんかもったいなくない?
というかそもそも見た目が美しくないよな…?
などなど思うことがいっぱい出てきてしまう。
その一方で、こぼしても良い物もある。
むしろこぼしてくれたほうがラッキーなぐらい。
それがこちら↓
\枡になみなみに注がれた日本酒/
これは最高です。
店員さんが注いでくれている時は視線が枡に集中…
お猪口に注ぎ終え、枡もなみなみになろうとした時に
手前で注ぐのを辞めてしまう人が時々居る。
内心「あー、勿体ない…」と思いつつ飲み始めるが、
ちゃんと分かっている店員さんは上の写真ぐらいに
絶妙なこぼし加減で注いでくれる。これが最高なのです。
麻婆豆腐との違いは、溢れているところも飲み干せるし
見た目が美しいところだろうか?(透明だから?)
人それぞれの価値観があるからこぼれ麻婆豆腐を
「美しい」「これくらいこぼして欲しい!」という
考えも決して否定はしない。
ただ食材を無駄にしている感が否めないと思うので、
やっぱり私は日本酒派だな、と思う日曜日の夜でした。
(締め方まじでわからん ふわふわしすぎ)