ゆるめの観察日記

書き留めたい衝動に駆られたら。

旅のはじめ

子どもの頃から歩くことが好きだったと思う。

 

1番覚えている「歩いた」エピソードが年長(5歳)のころ。隣の区にある祖父母の家まで1人で向かった。

 

電車で3駅、ここまではまあ想定内の距離だろう。ただ、祖父母の家までは駅から歩いて1.5km程あった。

 

何度も祖父母と歩いたことはあったし、北から南への一本道を進むだけだったので迷う心配もなかった。

 

その日は1人で最寄駅から祖父母の最寄駅までは1人で電車に乗り、そこで祖母と落ち合う予定だったがなぜか時間を守らず勝手に1人で行ってしまった。(早く行きたかったのだろうか)

 

結果として無事に辿り着けたからよかったが、これが今のご時世なら幼い子どもが1人で電車に乗り歩いているだけで保護されたりしていたのかもしれない。

 

(後から聞いた話では駅の構内放送で迷子の案内を流して探されていたらしい… だからこそ当然のように祖父母の家へ行くと驚かれた。笑)

 

 

個人的には「可愛い子には旅をさせよ」賛成派である。

 

1人だからこその緊張感もあり、達成感もある。 もちろん危険な面もあるかもしれないけど、将来子どもが生まれたら1人で旅をさせたいとも思う。

 

ただ、「はじめてのおつかい」 あれは違うなとも思う。

 

子どもにおつかいをさせる、というねらいは理解できる。

ただ番組を見ていると明らかにおつかいに向いていない低年齢の子(例:オムツが取れていない)が出ていたり、大人でもメモがないと覚えられないような品数の物を買ってくるよう要求していたり…

 

「大人のエゴでしょ?」と思わずにはいられない時がある。

 

曲がりなりにも子どもの発達段階を学んできた保育士から見ると違和感しかない事例がゴロゴロと転がっている。

 

可愛い子には旅をさせよ」を実践するのはせめて5歳くらいからにしよう、と心に決めつつそれを自然とやっていた自分には驚かされる。